踊る大捜査線と野村ノート

2005-10-23

昨日から日本シリーズが始まり、
「踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ」が放送されていました。


一見なんの関係もなさそうなこの組み合わせですが、
私が思い浮かべたのは、楽天監督に就任されることが
決まった野村克也さんです。



・・・というのも、つい先日まで野村克也著「野村ノート」(小学館)を
読んでいたからなのですが。


野村監督と言えば、「ID野球」「知将」。
私は「野球に関しての知識やデータ量が豊富なんだろう」
ぐらいにしか認識していませんでした。


しかし、以前日経新聞の「私の履歴書」に連載されていたのを
読んだ時に、その知識の幅広さと奥深さに驚きました。
以降、「野球人」としての野村さんではなく、
「人間」としての野村さんに興味を覚えていたので、
野村ノートは発売と同時に購入したのです。


非常に興味深かったのは、「指揮官の重要な仕事は人づくりである」
というタイトルの章があったことです。


プロ野球の世界で「育てる」とか「チーム作り」と言うと、
技術的な部分の指導だけをしているのかと思っていました。
しかし、野村さんが非常に大事にしているのは、
「人づくり」「人間教育」だそうです。


『監督の役目というとすぐにチームづくりとなるが、
チームをつくるにはまずひとりひとりの選手をつくらなくてはならない。
そういった意味では、監督の最初の仕事とは人づくりである。
人をつくって初めてチームづくり、試合づくりに着手できる』
〜野村克也著「野村ノート」(小学館)より抜粋〜


『4番バッターとエースは鑑でなければならない』
そんなことも書かれてありました。
チームの中心選手が技術だけでなく、人間的な部分でも
みんなの見本になるような人間であれば、
首脳陣がああだこうだ言わなくても、自主的にいい方向へ
向かっていき、そのチームは強くなっていくと・・・


メンバーがそれぞれに個性を持ち、
その能力を最大限に発揮できるエンパワーメントのしくみがあって、
信頼できるリーダーがいる。


そんな組織はとても強いということをメッセージで伝えている
「踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ」という映画。
そして、野村監督在籍期間中には結果が出なかった阪神タイガースが、
今、日本シリーズで戦っている。


人づくり、リーダー、組織。
そんなことを考えさせられるSaturday Nightでした・・・