あなたのパラシュートを詰めるのは誰?その2

2005-10-09

引き続きザ・リッツカールトン・ホテル日本支社長でいらしゃる
高野登氏のご著書「リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間」(かんき出版)
に掲載されていた「あなたのパラシュートを詰めるのは誰?」から
抜粋させていただきます。

====引用ここから=============

チャールズは自分に問いかけていた。


レストランで声をかけてきた男は、
空母の上でどんな格好をしていたのだろう?・・・


同じ海軍とはいえ、あの男は一水兵で
自分は間違いなくエリートパイロットだった。
彼とも何度か顔を合わせていたに違いない。


しかし、「おはよう」とか、「元気か」と
自分から声をかけたことが一度でもあっただろうか。
あるいは彼らの仕事に対して感謝の気持ちを伝えたことが、
果たしてあっただろうか。


チャールズは今まで考えることすらなかった、
ある光景を思い浮かべていた。


何十人という水兵が、船底に近い作業場の長いテーブルに向かって、
毎日、何時間も黙々とパラシュートを折りたたみ、
丁寧に詰めている姿を。


言葉を交じわすことすらないパイロットたちの、
しかし間違いなくその運命を左右する仕事を、
彼らは黙々とやっていたのだ。


チャールズは言う。
人は皆、気付かないうちに、
誰かに様々なパラシュートを詰めてもらっている。


物理的なパラシュートだけはなく、
思いやりのパラシュート、
情緒的なパラシュート、
そして祈りのパラシュートも・・・。


チャールズは思い返していた。
落ちて行くジェット機の中で、
必死の思い出パラシュートを開いたこと、
そして投獄されてからの苦しい年月のあいだ、
家族のことや友人たちを思うことによって、
どれほど自分の心が勇気づけられたのかを。

====ここまで================

私も普段の生活では感謝の気持ちを持つことをすごく意識していますが、
忙しくなったり、精神的に落ち込んだりすると、
自分1人でがんばってるような気になってしまいます。


本当はそういう時ほど「感謝」の気持ちを忘れてはいけないのでしょう。


「リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間」
この本は、本当に素晴らしい本です。
ぜひお読みになられるといいと思います。


私はこの本を家の近所の行きつけのTully'sで読んでいたのですが、
まだ読み終わっていないのにも関わらず、
店長さんにプレゼントしました。
「スタッフの方みなさんでぜひ読んで下さい」と。


リッツ・カールトン・ミスティーク(神秘性)にははるかに及びませんが、
いつも快適に過ごさせていただいているTully'sのスタッフのみなさんへの
感謝の気持ちを込めて・・・